普段家で使ってるマシンの OS を Windows 8.1 Update にアップグレードしました。
こちらの記事によると、Windows 7 から Windows 8 へのアップグレードでは、個人データもアプリケーションも引き継ぐことができるのですが、Windows 7 から直接 Windows 8.1 にアップグレードする場合、個人データは引き継がれるのですが、アプリケーションが引き継がれないため、使っていたアプリケーションを個々にインストールし直す必要があるそうです。
Windows のほとんどのアプリケーションは、設定をレジストリという Windows に備わった設定の保管庫に保存しているのですが、アプリケーションが引き継がれないということは、これも引き継がれないということなのか。
情報を探してみたのですが、このことについて上の記事以上に詳しく書かれたサイトを見付けられず、結局 Windows 8 を経由して Windows 8.1 Update にアップグレードすることにしました。
よく OS のアップグレード時には、クリーンインストールを勧める人も多いですが、隅々までカスタマイズした設定を全て破棄して、初めからやり直しだなんて面倒くさすぎます。
Windows 8 は、公式にはもう販売しておらず、在庫限りの商品となるようです。
Amazon で探してみると、「並行輸入品」というものがあり、こちらはレビューを見てみると、どうもライセンスが怪しい感じだったのですが、「発売記念優待版」の方のレビューでは、Windows 8 に対する不満はたくさん見られますが、ライセンスに関するトラブルなどは無さそうだったので、こちらを購入しました。
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Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版 (2013年1月31日まで:型番情報:3UR-00026)
マイクロソフト 2012-10-26 |
実はこれ、Pro なのに 1 万円で買えて、Windows 8.1 を買うよりもお得だったりします。
もし不安だったら、ヨドバシ.com でもまだ Windows 8 を売っていたので、こちらで買った方が安心かもしれません。
Windows 8 から Windows 8.1 へのアップグレードと、Windows 8.1 Update へのアップデートは、Windows 8 のライセンスを持っていれば、無料で行えます。
Windows 8.1 へのアップグレードは、Windows ストアから行い、Windows 8.1 Update へのアップデートは、Windows Update で行います。（後者の方は自動で Windows Update の更新を適用する設定にしていたら、いつの間にかアップデートされてました）
というようにして、Windows 7 から Windows 8.1 Update へ、無事アプリケーションを引き継いでのアップグレードができました。
Windows 7 から Windows 8 へアップグレードしたときと、Windows 8 から Windows 8.1 へアップグレードしたときに、それぞれで再インストールしないと動かないアプリケーションもいくつかありましたが、レジストリを含むアプリケーションの設定情報はそのまま残っているので、アプリケーションを再インストールするだけで、前と同じように使えるようになりました。
動かなかったアプリケーションは主に、サービスとして実行するもの（MacType、BIND など）と、仮想マシン関係（VMware Player、VirtualBox など）、それからドライバなどのハードウェアに直接関わるものでした。
これらの中には、インストーラで上書きインストールや「修復」するだけで動くものもあれば、一度アンインストールしてからでないと動かないものもありました。
逆にこれ以外のアプリケーションで動かなくなったものは今のところ見付かっていません。
Windows 8 系列の次といわれている Windows 10 では、こんな面倒なことをしなくても、引き継げるようになるという噂もありますが、もし引き継げなかった場合、そのときまだ Windows 8 が売っているという保証はないので、不安でしたら今の内に Windows 8 を経由しつつ、Windows 8.1 にアップグレードしておいた方がいいかもしれません。
ちなみに、Windows 8.1 Update は、最近買った VAIO 製 VAIO Pro 11 に乗っていたので、普段から使っているのですが、Windows 8 を使うのは初めてで、初めて使ってみた印象は、「未完成品」でした。
スタートメニューが無いとか、どこからシャットダウンすればいいかわからないとか、噂では聞いていて、でも Windows 8.1 Update を使っただけだと、それほど騒ぐことか？と、変化を嫌う人が騒いでるだけじゃないのかと思っていたのですが、実際使ってみると、それらの不満は氷山の一角でしかないことが分かり、反省いたしました。
それに比べると、Windows 8.1 Update はだいぶ使いやすくなっているし、Windows 10 ではもっと使いやすくなるそうなので、今後の Windows の進化に期待しています。