久しぶりのパソコン作り直し

最初は容量たっぷりと思っていた 3.0TB の HDD も録画した動画でいっぱいになってきて、それを圧縮するにも、前の CPU ではもの凄く時間が掛かってしまっていたので、CPU を新しいのに入れ替えたいとずっと思っていました。
とはいえ、前のマザーボードは、Core 2 Duo 用の Socket 775 なので、今時の Socket 1155 な CPU を乗せるためにはマザーボードごと買い換えが必要です。

マザーボードを入れ替えるとき面倒なのが、Windows の入れ直しなのですが、調べてみると、Windows 7 の場合、OS を入れ直さなくてもそのまま動作するケースが多いということが分かりました。
迷信的に、マザーボードの入れ替え時にはクリーンインストールがオススメと言っている人は多いのですが、実際にやってみてダメだったという報告例がごくわずかだったため、これは行けるんじゃないかと。

そこで、パーツ選び。今回予算は 40,000円。

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まずは、CPU から見ていくと、i7 3770K が 27,000円くらい。i5 3570K が 19,000円くらい。
このふたつの CPU の大きな差は、HT(HyperThreading) という技術が使えるかどうかで、HT が使える i7 の方は、i5 の倍の 8スレッド 同時に処理できます。とはいえ、HT は擬似的にコア数を増やして見せてるだけなので、実際の性能差は倍ではなく 20% 程度という話。

一方で、余った予算でマザーボードとメモリを買うことになるのですが、10,000円以上のマザーボードだと、チップセットに Z77 を選ぶことができ、10,000円以下のマザーボードだと、H77 になってしまいます。
このふたつの大きな違いは、オーバークロック (OC) できるかどうかです。
今時の CPU は、初めから OC を見越した設計になっていて、i7 3770K のように、末尾に K が付く CPU は、OC 耐性が強く作られているんだそうです。

つまり、予算ギリギリで買おうとした場合、HT ありで OC なしか、HT なしで OC ありか、で悩みました。

悩んだ結果、折角 K が付いてるのに OC できないもどかしさに比べたら、HT はなしでもいいかなって思ってきました。ほら、今のだめ作者の二ノ宮知子が OC のマンガ描いて話題になってるし。
もしあとで、やっぱり性能アップしたいと思った時にも、マザーボードを入れ替えるよりかは、CPU を入れ替える方が簡単です。
それに、合計金額で見たときに、i5 で組んだ方が少しだけ安くなりそうだったのでした。

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マザーボードは、今と同じ ASUS のにすることにしました。P8Z77-V という超定番です。
ASUS のマザーボードのいいところは、PC の環境を勝手に判断して、OC を自動でやってくれるんですね。

A-DATA XPG Gaming series DDR3-1600 (4GB×2) 240pin Unbuffered DIMM AX3U1600GC4G9-2G A-DATA XPG Gaming series DDR3-1600 (4GB×2) 240pin Unbuffered DIMM AX3U1600GC4G9-2G

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最後にメモリですが、Amazon のお急ぎ便で早く手に入れたかったので、こちらを選びました。
DDR3-1600 の中から、価格コムのランキングで上の方にあったのを適当に選んだ感じです。

そんな感じで、商品が届き、いざ組み立ててみました。
起動してみると、ブルースクリーンが。

再起動すると、スタートアップ修復というのが出てきたので、試してみたけど、修復できませんでした。
セーフモードで起動してみようともしましたが、これもダメ。

これは諦めてクリーンインストールかなと思ったのですが、「ディレクトリ サービス復元モード」というので起動してみたら、起動できました。
画面がたぶん VGA の状態の、セーフモードみたいな状態で起動して、その後勝手にドライバをインストールしてくれました。
その後再起動を要求されたので、再起動すると、みごと普通に起動することができました。

さて、というわけで、Core 2 Duo 3.00GHz から i5 3570K 3.4GHz に換装した訳ですが、動画のエンコードスピードは、なんと 10倍。
今まで、30分の動画をエンコードするのに、1時間半かかってたのが、10分ほどで終わるようになってしまいました。これは快適。

オーバークロックもしてみました。
マザーボードに付属していた AI Suite II というアプリケーションで、おまかせの Auto Tuning したのですが、4.2GHz 前後で動いています。
動画をエンコードしていると、ときどき CPU温度が 70℃ を越えましたという警告が出るのですが、すぐに CPUファンが回って、50℃前後まで冷ましてくれます。
一時的にでも 70℃ を越えてしまうのは、良いのか悪いのかは分からないのですが、ちょっと怖いので、あとで OC やめるかもです。

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