東芝 REGZA Tablet AT570を入手!

REGZA Tablet AT570
先月誕生日を迎え、大切な人から、TOSHIBA の 7.7インチ タブレット AT570/36F をプレゼントして頂きました。

スマートフォンを持つようになって、最近特に興味を持っているのが、電子書籍を読むことと、DLNAを使った動画再生なのですが、どちらも 4.3インチ の Xperia acro HD ではちょっと不満があって、タブレットの大きなディスプレイで見てみたいなと思っていました。
特に電子書籍でコミックを読むとき、Xperia acro HD のディスプレイは HD画質 なので、かなり細かいところまで表示されてはいるのですが、字が小さすぎて、目をぎりぎりまで近づけないと読めません。

タブレットと言えば iPad を初めとした、10インチサイズのものが主流ですが、値段が高すぎてなかなか手が出せず、前々から 7インチ というサイズが気になっていました。
7インチタブレットを意識し始めた切っ掛けは、ASUS の Eee Pad MeMO で、$249 で発売されると知ったときは、もうこれを買うしかない!と思ったのですが、その後なかなか続報が出ず、待ってる間に日本で登場したのが、今回プレゼントしてもらった、東芝の REGZA Tablet AT570 だったのでした。

その後、$249 で売られるといわれていた Eee Pad MeMO は、Nexus 7 と名前を変え、先日の Google I/O での大々的な発表となりましたが、価格を更に $199 まで下げたこともあり、機能削減の影響で、東芝が本気を出して発売したばかりの REGZA Tablet と甲乙付けがたい性能差となりました。

以下、写真も交えながら、REGZA Tablet AT570 を使ってみて感じたメリット・デメリットなどを紹介していきたいと思います。


REGZA Tablet AT570 手に持ったサイズ1REGZA Tablet AT570 手に持ったサイズ2
まずサイズですが、Nexus 7 と比べると一回り大きいです。
これは、手が小さい方にとってはデメリットとなり得ると思いますが、ピアノで1オクターブ届くくらいの手の大きさであれば、十分片手で持つことができます(左)。
届かなかったとしても、縁の部分が、スマートフォンなんかと比べると結構幅があるように感じると思いますが、この部分が丁度指で挟むときにいいサイズで、タッチセンサーに誤検知させることなく、挟んで持つことができます(右)。

厚さは 7.9mm で、Nexus 7 の 10.45mm よりちょっと薄い。
重さは 332g で、Nexus 7 の 340g よりちょっと軽い。
まあ、比較は兎も角、実際持ってみると、薄さと軽さを感じられると思います。

REGZA Tablet AT570 コミックと比較1
漫画の単行本と比較するとこんな感じで、本体は一回り大きく、ディスプレイ部分は一回り小さいです。

REGZA Tablet AT570 コミックと比較2
電子書籍の試し読みで表示した、マンガ「鋼の錬金術師」の1ページを、実際のコミックと比較したのがこちらの写真。(写真はクリックで拡大表示されます)
一回り小さいので、文字が小さいと多少読みづらい部分もあるにはありますが、解像度が高いので、結構読めちゃいます。
7インチの Nexus 7 よりは大きく見ることができます。

ディスプレイは、有機ELなので、とても鮮やかで綺麗ですが、色にちょっと癖があるようですね。
斜めから見ると、白が青っぽく見えるという特徴もあるようです。
僕はそこはあまり気にならなかったので、この点に関しては他の方のレビューを見てもらいたいと思います。

ただ、ディスプレイについて2点気になったことがあって、まず1つは、画面が眩しいこと。
この機種のレビューを見ていると、有機ELの特性上、直射日光の下では輝度が足りずに見えづらいという話をよく目にしますが、実際晴天下で使うことはあまりないので、どちらかというと、薄暗い部屋で読んだときに眩しいことの方が気になりました。
画面の輝度を下げるアプリもあるらしいので、そういうのを使うのもありだとは思いますが、東芝さんの次のアップデートでなんとかしてくれないかなと期待しています。

もう1つは、部屋の照明を薄暗くして映画なんかを見ていて、画面がかなり薄暗くなったときに、6ヶ所、うっすらと黒い円が見えることです。
これは、カメラで撮影してみようとしてみましたが、写りませんでした。
部屋の照明をつけても見えなくなるし、本当に薄暗い映像の時にしか出ないので、気にしなければ気にならないけど、ハードウェアの問題なのかな?

REGZA Tablet AT570 充電コネクタ
充電は専用のコネクタで行います。
microUSB端子も付いているのですが、そこからは充電できません。
電池は、動画を見ていて10時間保つそうなので、朝出かけてその日中に帰ってくるような使い方だったら、フルに使い切ることはあまりないとは思いますが、それでも不安ですよね。
それに、付属している充電コードは結構固いので、持ち運ぶのにも不便です。
今後、AT570 がもっと売れてきたら、サードパーティなんかから、変換アダプタとかが出ればいいなと思います。

とはいえ、電池はかなり保ちます。
通勤の往復3時間と、職場で休憩をとるときにちょくちょくいじって、あとは昼休み1時間と、夕飯を食べに行って更にもう1、2時間使っててもまだ電池が残ってます。
公表値によれば、Nexus 7 よりも、1時間長く保つみたいですね。
バッテリー容量は非公開みたいですけど。

ちなみに、充電は独自の端子で行いますが、PCと接続してデータをコピーしたりするのには、microUSB ケーブルを使うみたいです。
充電用のケーブルをPCに繋いだら認識しませんでした。
この辺の基準もよく解んないです。

充電用の端子の左右にある穴はスピーカーです。
スマートフォンやタブレットの中では、かなり音はいい方だと思います。
ヘッドホンを繋いで聴くと、まあ、普通の音だなという感じですが。

REGZA Tablet AT570 microSDXCとmicroUSBとイヤホン端子
こちらがその、microUSB の接続端子と、microSDスロット と、イヤホン端子ですね。
microSD は、microSDXC の 64GB まで認識してくれるそうなので、本体容量が 32GB でも十分だと思いました。
現在、32GBモデル と 64GBモデル の価格差は、6千円くらいですが、僕が買ってもらったときは、1万円くらい差があったので、32GBの方にしてもらいました。
まだ本体容量分も使い切ってないし、今のところ容量は 32GB で十分だと思ってます。

REGZA Tablet AT570 サイドボタン
サイドボタンは、電源ボタン、マルチファンクションスイッチ、音量ボタンの3種類が付いていますが、このマルチファンクションスイッチが地味に便利で、画面回転のロックを割り当てておけば、寝ながら操作するときに画面が傾かなくて済みます。
他にも、ハードウェアボタンのロックや、ミュートの機能を割り当てることもできるようです。

方法は、[設定]画面から、[ディスプレイ]タブを開き、[マルチファンクションスイッチ設定]から行います。
Android 4.0 に慣れてないと、まず設定の出し方が分からないと思いますが、右上のドロワーから[設定]を探してタップするか、右下の時計をタップすると日時が大きく表示されるので、そこをもう一度タップすると、一番下に[設定]が出てきます。

画面のスクリーンショットは、音量の電源側のボタンと、電源ボタンを同時押しして撮るみたいです。
Xperia acro HD だと、この操作はハードウェアリセットですが、AT570 でハードウェアリセットを行うのは、PCと同じように電源ボタンを5秒くらい長押しみたいです。

クアッドコア の Tegra 3 を搭載しているだけあって、動作はサクサクです。
固まるということはほとんどありません。
Xperia X10 のときはしょっちゅう固まってたし、Xperia acro HD の場合もときたま固まるので、これは衝撃ですね。

ブラウザは、Google Chrome を使うとサクサクなのですが、一部のページで画面が真っ白になるというバグがあるので、まだ実用には耐えません。ので、Sleipnir を使っています。

最後に悪い点をいくつか書いておこうと思います。

REGZA Tablet AT570 背面
まず、背面がダサいです。
TOSHIBA のロゴはもうちょっと小さくてもよかったんじゃないかなあって思います。
ケースとか付ければ隠れますけど、まだケースもほとんど売ってないんですよね。

口コミを見ていると、AT570 はかなり評判がいいみたいなので、今後アクセサリーなんかも増えてくると嬉しいのですが。

それから、音量周りでバグがあるみたいです。
音量調節をしたり、イヤホンを接続したりしたときに、再起動するまで音が鳴らなくなることがありました。
他の方も同様の報告をしているので、アップデートで直してくれるといいですね。

また、これも Android 4.0 のバグなのか、AT570 のバグなのかは分からないのですが、再起動すると公式Twitterアプリや、公式mixiアプリがログアウトしてしまいます。
ライブ壁紙の設定も初期化されることがあるみたいです。
東芝さん、ソフトウェアは弱いのかな?

カメラと、HDDレコーダーとの連携の部分はまだ試してみてないです。
写真は基本的に、Xperia acro HD かデジカメで撮るので、あまり使わないかな。
HDDレコーダーとの連携の方は、HDDレコーダーが東芝だから、今回東芝のタブレットを選んだというのもあるので、近々試してみたいと思ってます。
まあ、説明書見た感じだと、ややこしそうな感じなんですけどね……。

といった感じですが、トータルの満足度はかなり高いです。
デメリットな部分も、ソフトウェアアップデートで解消できそうなところが多そうですし、今後のサポートに期待したいと思います。
Jelly Bean (Android 4.1) も来て欲しいですしね。

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値段が日に日に下がってるので、いつ買うかが迷い時ですねー。

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microSHXC の方は、在庫が少ないみたいで、値段が上がってるみたいなので、もうちょっと待ってから買った方がいいかもですねー。

■ 追記

しばらく使ってみて気になったのは、通知ランプがないことと、NFCが無いこと。
通知ランプはあったら嬉しかったなあ。
NFCは無くてもいいんだけど、Android beamとかやってみたかった。

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