パソコンの音を良くする

前回、DENONのRCD-M38 + SC-M37というセットのコンポを買ったことを書きました。

とても音が良くて満足していたのですが、PCから出力した音を鳴らすと音が悪い。
前のコンポとほとんど変わらない音質でした。

接続はアナログのRCAという赤と白のケーブルで繋いでいるので、これはPC側のサウンド機能が悪いんだろうな、と予測。
PCのサウンドチップは、オンボードとはいえ7チャンネル出力やHDMI出力に対応し、24bit/192kHz出力にも対応したなかなかのものなのですが、やっぱり安物は安物なんでしょうか。
USBメモリをコンポに挿して聞いたMP3の音よりも、PCで再生したMP3の音の方が明らかに悪いこもった音でした。

そこで、サウンドカードかオーディオインタフェースの購入を検討しようと、いろいろ調べてみました。
自腹なので、予算は1万円から頑張って1万5千円程度。出力端子はコンポに合わせてRCA端子のもので、音がいいと評判のものを探しました。


人気が高いのは、ONKYOのサウンドボードかオーディオインタフェースと、Creativeのサウンドボード、ASUSのサウンドボードでした。
サウンドボードとオーディオインタフェースの違いですが、サウンドボードというのはPCIやPCI-Express接続でPCの内部に接続するカードです。一方でオーディオインタフェースは、USBやIEEE1394(Firewire)で接続する外付けのサウンド機器です。
どの製品も、ユーザーの評価を見ると、オンボードのサウンドからは劇的に変化するとのこと。
メーカーによる音色の違いはあるようでしたが、なんでもいいからオンボードはやめとけといった感じの評価でした。

ところで、調べていると、コントロールパネルの「オーディオデバイスの管理」から、プロパティで、音声出力時のサンプルレートとビットの深さを設定できるみたいです。
そういえばWindows7を入れてからこの辺の細かい設定は一切いじっていませんでした。
見てみると、CDの音質という16bit/44.1kHzになっていたので、試しに24bit/192kHzにしてみたら、PCからの音質が劇的に向上しました!
まだコンポで聞く音には及ばないのですが、欲張らなければこれで満足できそうです。
しかし火が付いたら止まらない。更にサウンドについて調べていきました。

さて、通常ならさきほど挙げたONKYO、Creative、ASUSの機器の中から予算内で一番コストパフォーマンスの良いものを選んだのですが、僕の環境はひとつ特殊な部分があります。それはMIDI音源です。
RolandのSC-8820というDTM音源をUSB接続し、そこで鳴らされた音色はRCA⇔ミニプラグ変換ケーブルを通じてPCのLine-inに入力され、PCの音と同時に再生されるようにしてあるのです。またMIDI音源の音を録音してWaveファイルにすることも出来ます。このとき、録音中も録音されている音を聞くことができます。これをモニター出力とか言うみたい1

現在はPCのLine-in端子へはミニプラグに変換して接続していますが、どうせ音質の良いものを買うならRCAのまま繋ぎたい。となると、RCAの入出力端子が必要になります。
サウンドカードでRCAの入出力端子が付いたものとなると、かなり限られるんですよね。そして相場が高い。
例えばこんな感じ。

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ただ、どうせ高いものを買うなら、PC内のノイズの影響を受けにくい外付けのオーディオインタフェースにしたいところ。
その場合はこんな感じ。

ONKYO WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー SE-U33GXV(B) /ブラック ONKYO WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー SE-U33GXV(B) /ブラック

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ですが、オーディオインタフェースにはLine-inから入力された音をそのまま再生できる機種が少ないようです。
この辺サイトの情報や説明書を見てもあまり詳しいことは書かれておらず、個別にどれができてどれができないのか、何ができて何ができないのかは分からないのですが、入出力切り替えスイッチがあるようなものは怪しいです。

分からないのでとりあえずお店に行って聞いてみることにしました。

*

改めて要望を整理してみます。

  • まずコンポへの出力用と、MIDI音源からの入力用に、RCA入出力端子がそれぞれ付いていること。
  • Skypeで音声チャットをするためにミニプラグのマイク入力端子が付いていること。
  • オンボードのサウンドより音質がいいこと。
  • Line-inからの音をPCで再生した音と同時に鳴らせること。
  • Line-inからの音を鳴らしながら録音できること。
  • Line-inからの音とマイクの音を切り替えではなく同時に入力できること。
  • Windows7 64bitで動くこと。

案外単純なんですが、高い要求みたい……。

友達や、2ちゃんの人や、お店の店員さんに聞いてみたところ、一番のお勧めはUA-4FXだそう。
他は条件を満たせないみたい。
UA-4FXにはEDIROL版(UA-4FX)とCakewalk版(UA-4FXCW)があるみたいだけど、今売ってるのは後者で、後者ならハードはドライバをダウンロードすればWindows7 64bit対応。ソフトは対応してるけど、x86モードで動くそうです。

18,900円!予算オーバーだ!

しかし、UA-4FXは音声を録音したり再生したりするための機能は一通り揃っていて、PCで再生したソフトウェアMIDI音源などの音をループバック録音することも可能。更には音声を加工するエフェクターまで付いている。
USB接続なのでPC内のノイズの影響を受けにくく、24bit/96kHz出力が可能だったりもして音質にも定評あり。
そしてとにかく入出力インタフェースの種類が多い。

悩んで悩んで悩んで悩んで悩んだ挙げ句、買ってしまいましたー!

Roland Cakewalk UA-4FX
設置場所がとりあえずPCケースの上なので散らかってる感じしますが、とりあえず設置できて音も希望通り鳴らすことができました。

音質はとっても良いです。
オンボードのこもった感じもなくなりました。
音色の特徴としては、音に厚みがあるような感じがします。
まあ、素人の感想なので参考にならないと思いますけど、視聴できるようにしてある店もあったので、興味ある方はそういうとこで聞いてみるといいかもしれません。

いやー、財政的にはかなりやばい感じですが、音楽環境は劇的に良くなりました。

  1. 間違ってたらごめん(汗)。

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