エンジニアの中でもTwitterで in_reply_to を使いこなせてない人があまりに多いので書きます。
ツイートには、 in_reply_to という隠しパラメータがあります。1
これは、どのツイートに対してツイートするのかを表すパラメータで、主に「返信」の時に使われます。2
例えば、誰でも良いのでフォロワー宛に "@" から始まるツイートをしてみて下さい。
そうすると、当たり前ですが、フォロワー宛のツイートがTLに現れます。
次に、フォロワーのツイートにマウスカーソルを重ねたときに現れる「返信」というリンクをクリックしてからツイートをしてみて下さい。
そうすると、先ほどと同じようにフォロワー宛のツイートがTLに現れます。
この二つ、同じことをしているように見えて、全く意味が違います。
前者は漠然とあるフォロワー宛のツイートなのに対して、後者はあるフォロワーの特定のツイート宛の返信ツイートであるという意味になります。
後者では、最初に説明した in_reply_to が使われているのです。
in_reply_to に値が設定されていると、返信先を辿ることができます。
後者のツイートを見てみると、「1分前 Webから hoge宛」というように、宛先が書かれています。
この宛先をクリックすることで、どのツイートに宛てられた返信なのかが簡単に分かります。
逆に in_reply_to に値が設定されていないと、この宛先は表示されません。
この機能に対応したTwitterクライアントでは、 in_reply_to の値を自動的に辿って、一連の会話のやり取りを時系列に表示してくれるものがあります。
また、Twitterの新UIを使っている方なら、右側のカラムにそれを表示することができます。
TLに埋もれた会話を辿るのにとても便利です。
in_reply_to は、とても便利なパラメータです。
特定の相手にこちらからメッセージを送りたい場合は、自分で宛先を書いて in_reply_to 無しのツイートを。
特定のツイートに返信あるいは言及したい場合は、返信リンクをクリックして in_reply_to 付きのツイートを行いましょう。
in_reply_to を使いこなすことによって、賛否両論ある非公式RTやQTを使う機会を減らすこともできます。