Teaching Assistant

今日プログラミング実習という授業のTAをやってきました。


授業を受けているのは主に学部1年生1で、授業内容はC言語の学習。
「やさしいC」2を教科書に先生が事前に作っておいた問題を解き、授業の最後にレポートを提出する形です。
僕が学部の時に受けたプログラミングの授業と同じような形式で、とても懐かしく感じました。3

まだ最初だからか、質問してくる学生も少なく、ちょうど顔見知りの学生4がいたので、その人とばっか話して面倒見ちゃいました。
えこひいきするなんて悪いTA。:p

プログラミング環境はRedhat Linux5で、Emacsを使ってプログラムを書き、コマンドプロンプトでコンパイル&実行という形でやっていました。
僕の時は、Solaris + vi + sh というなんとも古くさい環境でやらされていたので6、それに比べたら遙かに楽な環境ではありますが、WindowsのGUIに慣れた学生にとっては厳しい環境だと思います。
そんな不慣れな環境で、入出力がCUIという、これまた不慣れなプログラムを書くことは、今時の学生にとっては退屈なんじゃないかなとも思いましたけど、うちの学生さん達はみんな真面目にやっていて関心しました。
中にはWindowsからCygwinを使って課題をやろうとしてる人なんかもいましたけどね。:p

僕の時と大きく変わったなと思ったのはもうひとつあって、それは○○について説明せよという問題で、僕らの頃はみんなググったりIT用語辞典なんかを使って調べていたんですけど、最近の人はまずWikipediaを調べるんですね。
プログラム用語なんかの場合は、WikipediaよりIT用語辞典や、初心者向けのプログラミング解説サイトの方が分かりやすい解答が載ってそうな気もするのですが。
Wikipediaはかなり一般化したんだなと思いました。

あと、質問をされた時に、僕は“嘘を教えてはいけない”と思っているので、なるべく正確に7、でもなるべく分かりやすく説明しようと頑張っているのですが、うちの研究科の一般的なレベルでそれを果たすのは難しいだろうなと思いました。
僕もC言語に関してはだいぶ勉強したつもりですけど、それでも忘れてるところも多いですし、仕様についてしっかり理解していないところもあって、たまに学生の質問に対して一瞬考え込んでしまったりしていました。

でもそれも含めて、この授業のTAは、僕にとっていい経験になりそうな気がします。

  1. 早生まれの人は平成生まれですよ!
  2. この本は僕もお勧め。
  3. 僕が最初にプログラミングの授業を受けたのは、もう5年も前だ。
  4. 学生寮に酒を持って突入した時に会った子だよ。
  5. 最新かそれに近いバージョンの。
  6. なんとかこの環境にvimをインストールしようとしたけど、IMEとの互換性とかの問題で上手くいかなかった。
  7. includeがおまじないだとか言わないように。

4 thoughts on “Teaching Assistant

  1. ふじ

    おまじない(笑)
    言う講師多いよね。
    何か時代を感じるね。
    私も大学ではEmacsだったなぁ。
    会社の研修はviだったけど。

  2. ゆうあん

    > おまじない
    学生が理解しようと頑張ってるのに対して、僕はあまり誤魔化しは使いたくないんですよねー。
    場面よりけりなんでしょうけど。
    EmacsはGUI版のを使ってましたよ。
    どうせEmacsやviを使わせるなら、CUIで使えた方がいいのに。
    WindowsユーザにとってGUI版のEmacsは、ちょっと使いにくいテキストエディタでしかないんじゃないかなって気がしちゃいます。

  3. さとき

    最近の子はWikipediaなのねー。
    はてなとかe-Words使ってたわ。
    includeはおまじないです。
     所詮アタシはCOBOLの人…
    余談:
    昭和64年うまれも結構いたりする

  4. ゆうあん

    C言語はおまじない的な誤魔化しがほとんどない言語だから凄いと思うんだよね。
    だから教育用にも向いてるのかなって思う。
    そっか、昭和64年生まれってのもいるのか!!
    なんか稀少でいいねww

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