一人旅をへて

今週月曜から金曜まで、北海道&東日本パスを使って北海道まで行ってきました。


道中めちゃめちゃ暇だったので、仙台で小説を2冊買いました。
僕は熱中すると周りが見えなくなる人なので、本を読んでいた間の景色を見逃したことは、少し勿体ないような気もしますが、それにしても半端ない暇さでした。

他にも一人旅っぽい感じの乗客を何人か見かけることはあったのですが、特に話しかけるわけでもなく、話しかけられるわけでもなく、ただ唯一、夜行列車の満席になった自由席で、一緒に席を逃した男性2人組と話しました。

その2人は、僕より1個年下で北海道出身。
現在は神奈川で社会人をやっていて、今回は地元の友達と会うために来たのだそうです。
しかしただ単に真っ直ぐ来るだけじゃおもしろくないと言うことで、ホワイトボードに地名を複数書き、さいころでそれを選択して、そこを経由しながら来たと言っていました。1
名古屋とか新潟まで行っちゃったから時間が無くて大変だったと言っていましたが、お金に余裕があればそういう旅もいいなと思いました。

北海道では、札幌や小樽、北竜のひまわり畑などあちこち回りましたが、一番良かったのはモエレ沼公園でした。
モエレ山 モエレ沼公園
モエレ沼公園というのは、イサム・ノグチが設計した公園で、園内にある建物や山すべてが彼の設計により作られた彫刻なんです。
なので、そこにあるもの全てに何かしらの意図があり、その美しさにはひとつの無駄も無いように感じられました。
日に数回動く「海の噴水」も、水と光でここまで表現できるのかと、感動するばかりでした。
次北海道に来たら、是非また行きたい場所のひとつです。
海の噴水

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今回北海道に来て思ったこと、それは、何か大きなものを創ろうということ。2
そして、既存の何かを壊さなければ、新しいものは創れないということ。3

Webは広いです。
その広さは、Web2.0と呼ばれる時代になって、よりいっそう感じるようになりました。
この広さを感させる原因は何なのか。
そこに何か、Webの世界で大きなことをするためのヒントが隠されているような気がしました。
公園全体をデザインしちゃうような芸術家がWebをデザインしたら、いったいどんなものを創ってくれるんでしょうね。

常識を打ち破るということ。
過去の成果に対してちょっとずつ論文を積み上げていくのも確かに進歩ではありますが、それでは歴史は変えられない。4
普通の人が打ち破る常識より、更に大きな常識を打ち破って何かをしたときこそ、初めて歴史を変えることが出来るんじゃないかなと思います。

研究や開発は、自分が不満に感じるところから始めることが多いと思います。
現状には納得がいかない。しかし全てを壊してしまうのは勿体ない。では、どこまで壊すか。
それが器の大きさでもあるのかな。

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またいろいろ考え出して来ちゃったので、今日はここまで。
次に書くときは、今回撮ってきた写真をもう何枚か載せたいと思います。

  1. この時はダーツの旅みたいだなと思ったのですが、後日これは北海道で放送されている番組で行われていた方法だということが道産子の証言で分かりました。
  2. それは体積に限らず、なんらかの面で大きいものを創る。
  3. 既存の何かを壊すというのは、hackerが得意とすることですが。
  4. 歴史は進化するのが常ですから、歴史を変えるためにはその進化の方向を変える何か大きな出来事が必要です。

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