Hyper-V 上の Fedora が grub2 メニュー後の解像度が切り替わるタイミングで固まる

普段から開発に使っている Hyper-V 上の Fedora 27 が起動しなくなってしまったので、その一時回避策をメモしておきます。

通常 Fedora を起動すると、初めに grub2 のメニューが表示され、タイムアウトで自動的にメニュー項目が選択されると、画面解像度が切り替わって、グラフィカルな進捗バー(スプラッシュ画面と呼ぶらしい)が表示され、その後、ログイン画面が表示されるといった流れになるかと思うのですが、画面解像度が切り替わるタイミングで以下のように上辺に赤いノイズの入った画面が表示され、そのまま固まってしまうという現象が起こりました。
Hyper-V 上の Fedora 27 が起動時に固まったときの様子

一方で、grub メニューにもうひとつ存在した rescue という名の付いた方では、起動することができました。

grub2 のメニュー
CUI で描かれた起動画面の進捗バー

こちらの方で起動すると、グラフィカルだったスプラッシュ画面の代わりに CUI で描かれたものが使われるのですが、その先のグラフィカルなログイン画面は問題なく表示できたので、グラフィカルなスプラッシュ画面に問題がありそうです。

スプラッシュ画面の表示を実現しているのは Plymouth というソフトウェアのようなので、これの設定を変更して CUI モードに切り替えられれば起動できそうな気がしますが、設定の変更方法は見つけられませんでした。
ただ、スプラッシュ画面を無効にする方法は見付けることができました。

grub2 のメニューで e キーを押して、quiet と書かれているのを nomodeset に書き換えるとよいそうです。
書き換えた後に起動するのは Ctrl + x です。

僕の環境でもこれで無事に起動できました。

グラフィックドライバが原因のようですが、Fedora 側に問題があったのか、Hyper-V を動かしている Windows 側に問題があったのかは解りませんでした。

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