研究室PCのOS

うちの研究室では一人1台PCが割り当てられるのですが、それぞれのPCに標準搭載されているWindows1の他に、ゼミ(講義)で使うためのLinuxを入れることになっています。2

使用するディストリビューションはRedhat9。
しかし、ゼミではls等の基本的なコマンドしか使わないので、解る人は好きなのを入れていいとのことでした。

僕は、初めは様子見の意味も兼ねて、みんなと同じRedhat9を入れたのですが……


Windowsの方で色々改造して遊んでたら、OSが応答しなくなってしまい、無理矢理電源を落としたら、Windowsのファイルシステムが壊れてしまいました。3

どうせWindowsをインストールし直すんだったら、Linuxも!!、と。
そこから僕のインストール戦記が始まるのでした。

さて、どのディストリビューションを入れよう?
Redhatは前に家で使っていたことがあったし、みんなと同じじゃつまらないので却下。
Fedora Coreは現在家で使ってて目新しさがないから却下。
Lindowsはlived○orだから却下。(ぇ
巫女GNYOは色々と却下。(ぉ
Turboはlivedo○rだし、商用しかないから却下。
モモンガやマンドレイクは難しそうだから却下。
KNOPPIXはいつでもどこでも楽しめるから却下。4

と、そこで目に付いたのがSuSE Liunx。
もともとヨーロッパで人気のあったディストリビューションで、最近になって日本語版が登場。
シェアで言うと、おおよそどこの国でも3位だそうです。
インストールは少し大変だけど、設定ツールに定評があり、かなり扱いやすいとのこと。
それから、aptやRPMにも対応。5
早速入れてみることにしました。

インストールディスクには、一通りのパッケージが入ったDVD版と、ネットワークインストール用のCD版があったのですが、あいにくと僕が渡されたPCにはCD-ROMドライブしか付いてないので、ネットワークインストールで頑張ることにしました。
SuSEの最新版は9.3ってことで、早速落としてきてCD焼き焼き。6
CDブートしてFTPサーバを指定して、インストール開始!と思ったのですが、ファイルがないという。
どうやら9.3系のファイルはまだ揃ってないみたい。(_ _。)・・・シュン
仕方ないのでバージョン下げて、9.2のインストールディスクを作って、そっちでインストールしました。
大学のネットワークはISDN並みに遅いので、実験用に引いてるBフレッツ回線を借りたりして、やっとの思いでインストール。

…………、起動しない。(-_-;
こうなると全くのお手上げ。ヘ(x_x;)ヘ

さんざん悩んだあげく、他のディストリビューションを入れることに。(ノ_・、)シクシク

次に選んだのはVine Linux。
日本で開発されているディストリビューションなだけあって、日本語化に関してはどのディストリビューションよりも進んでいます。
もともとRedhat系なので、aptやRPMにも対応。
ただ問題は、安定性重視な為に、パッケージのバージョンが古いこと。
それでもバージョン3からはだいぶ新しいものが入るようになったのですが、少し前まではだいぶ遅れている印象でした。

さて、インストール。
今度はすんなり行きました!……と思ったらまた起動時に止まった!?(゚∇゚ ;)エッ!?
けど、今度は止まった場所がはっきりしていたので、原因となってるっぽかったMurasakiと、もう一つ何か忘れたけど7、それを止めたらちゃんと起動しました!!ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!

GNOMEはなんとなくデザインが好きじゃないので、統合デスクトップ環境はKDEで。
そんなわけで、しばらくVineを使っていたのですが……

GNOME入れたり、KDEに戻したり色々してたら、漢字変換のKinput2が起動しなくなってしまいました。Σ(T▽T;)
手動で#setimeと打てば起動してくれるのですが、起動スクリプトに書いても上手く動作してくれない。
うーん、困った。( ̄へ ̄|||)

ここでやっと昨日の話になるのですが、Linuxに詳しい友達に見て貰ったんだけどイマイチよく分からない。
もう面倒だからOS入れ直すかーってことで、次のディストリビューションが選ばれるのでした(笑)。

今度は詳しい人がすぐ隣で指導してくれる形でのインストールだったので、難しそうと思って避けていたDebianに挑戦!!(o^-')b
その友達がノートPCで使っていたのもDebianだったので、おそろです。

Debian GNU/Linuxは、全てフリーなソフトで構成されたディストリビューションです。8
友達の話だと、多言語化にも力を入れてるらしいです。
インストールが難しいと聞いていたのですが、ある程度慣れた人だったら、なんとかなる程度何じゃないかなと思いました。
なにせaptを開発したのがDebianですから。(*゚ー゚)

インストールは、まずCDでベースとなる部分をインストールして、それからaptでパッケージを追加して拡張していく感じでした。
漢字変換ソフト(anthy)を入れて、Xを入れて、統合デスクトップ環境を入れて……。

最初に躓いたのが、Xが起動しないという問題。
結局原因はマウスだったのですが、……Xってマウスが使えないと起動できないんだ。^^;
次に漢字変換の問題。
こちは友達が色々いじってくれて、最終的にどこいじったのかよく分かってないんですが、原因は環境変数とLocaleだったのかな。
何はともあれ、心強い味方のお陰でなんとかインストールすることが出来ました。^^

他にもまだ、Sambaとかブラウザとか、細かいもの入れなくちゃいけないんですが、そっちはなんとかなるでしょう。aptあるし。

ちなみに、統合デスクトップ環境には、XFCEというのを使ってみました。
これは、Solarisで使われているCDEを拡張したような感じのもので、GTK+を使っているのでデザインは綺麗なんだそうですが、そう言われてもよく分かんない。^^;
でも、見た感じかなり軽くて、デザインもいい感じでした。9
軽い分、KDEなんかより劣ってる(足りない)部分って言うのがあると思うんですけど、ちょっと触ったくらいじゃ分かりませんでした。
実際GUIを使うのはブラウジングするときくらいですしね。
使って何か感じたら、また感想書こうと思います。

長くなりましたけど、そんなわけで、今はでびあ~んな環境になっています。^^
今日また研究室行って、必要な環境整えようかな。

それが終わったら、今度はCoLinuxを使ってWindows側から操作できないかを検討しようと思います。
切り替えるのにいちいち再起動するのは面倒ですから。

  1. 僕の場合はWindows2000Pro。
  2. デュアルブートにする。
  3. Windows起動時にブルースクリーン・・・
  4. 研究室のPCで起動できなかったんだけど。
  5. これ重要!
  6. 前述の通りCD-Rは付いてないので、この作業は自前のノーパソでやった。
  7. ぉぃ
  8. フリーって言うのは単に無料という意味ではなく、自由という意味。
  9. googleのイメージ検索で「XFCE」ってぐぐれば分かると思う。

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