Swapperでブラウザのリロードを防ぐ

Xperia SO-01BにThGo2を入れて使っていると、ブラウザアプリがバックグラウンドから戻ってきたときにページがリロードしてしまいます。

例えば、ブラウザで mixi を開いて、ホームボタンを押します。次に、ホームボタン長押しなどからブラウザに戻ると、もとの mixi が表示されるのですが、再びホームボタンを押し、今度は GREE や Facebook などの重たいアプリを起動してみて下さい。そうしてまた、ホームボタン長押しなどでブラウザに戻ると、先ほど開いていた mixi が再読み込みされてしまいます。
3G回線で読み込みに時間がかかる場合や、地下鉄でなかなか電波を確保できない場合など、これだとたいへん不便です。

これは、RAM不足から起こる現象だそうです。
だったら、RAMを増やせないだろうか、ということで、今回紹介するのが Swapper 2 (for Root users) です。
名前の通り、root取ってないと使えないので注意して下さいね。


このアプリを使うと、microSDカードの一部をSWAPとして、メモリの代わりに使うことが出来ます。
これまでは、ブラウザを開いた上にGREEなどのアプリを開くと、メモリが足りなくなり、メモリを解放するためにOSが自動的に裏側にまわったブラウザを終了させてしまっていたのですが、SWAPがあると、OSはメモリからあふれた分の情報を、SWAP領域に退避させます。
再びブラウザを開くときには、ブラウザを一から起動し直すのではなく、スワップに退避させていた情報をメモリに戻して起動するので、再読込を行わずに元の状態が再現されるのです。

SWAP領域はmicroSDカードにファイルとして作ることもできるのですが、これだと、XperiaをPCに繋いでマウントしたときに、Xperia本体からSWAPファイルが見えなくなってしまい、問題が起きてしまいます。
そこで、microSDカードのパーティションを切り、SWAP専用のパーティションを作ります。

パーティションを切るには、MiniTool Partition Wizard Home Editionなどを使うといいでしょう。
元のデータを残したまま新しいパーティションを作ることができます。
なお、パーティションを区切るには、microSDカードを直接PCに接続して行って下さいね。

SWAP専用のパーティションは、Linux Swap形式でフォーマットします。
もしLink2SDを使っているなら、先頭から順に、データ領域(FAT32)、Link2SD領域(Ext3)、SWAP領域(Linux Swap)となるようにしましょう。
パーティションのサイズは 128MB にしました。
これが大きいほど同時に起動できるアプリの数は増えますが、その分電池を食うという話もあるので、ほどほどがいいでしょう。

パーティションが区切れたら、Xperiaを起動して、Swapper 2をインストール、起動して下さい。
メニューボタンを押して、setting → Advanced preferencesを開いたら、Use swap partitionにチェックを入れます。
そしたら、Swap partitionが、Link2SDを使っている場合は /dev/block/mmcblk0p3、使っていない場合は/dev/block/mmcblk0p2 になっていることを確認してから、Swapper 2の初めの画面に戻り、ONボタンを押します。

これで完了です。
先ほどと同じようにブラウザを開いてから、裏に回して他のアプリを開いても、戻したときにリロードされなくなります。

■ 参考にしたサイト

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