Xperiaでの電話

今回はスマートフォンで電話ってどうなの?って話。

左からW-ZERO3[es]、WILLCOM 03、SH706i、Xperia SO-01B
初代W-ZERO3が出た頃はあんなものを耳に当てて喋るなんてと思ったし、W-ZERO3[es]を買ったときもしばらくは電話機という感覚は薄かった。
それが今ではすっかり慣れてしまって、スマートフォンを耳に当てて電話をしていても何とも思わなくなった。
さすがにメガネケースと呼ばれるLYNX SH-10Bやau IS01を耳に当てて電話しようとは思わないが。

見た目に慣れた一方で、性能はというと、フィーチャーフォンと比べてなんら遜色はない。
タッチパネルに頬が当たるとどうなるかと思ったが、接近センサーが働いて、顔を近づけると画面が消えてタッチパネルも反応しなくなる。
これがなかなかうまくできていて、今まで誤動作したことは一度もない。


ダイヤル画面 コール画面
タッチパネルに不慣れなため、電話に出るときに慌ててしまったり、間違って切ってしまったりなどということも、最初はたまにあったが、もう慣れた。
電話に関するボタンは大きめに設定されているので、タッチミスも少ない。
XperiaがAndroid 2.1になってからは、電話に出る/拒否するの操作がタッチからスライドに変わったので、これまで以上に誤操作しにくくなった。
冬に手袋をしているとタッチできないという問題もあったが、タッチパネル対応の手袋で解決。
また、サポートセンターなどの音声ガイダンスとかで、通話中にダイヤルキーを押すシーンもあるが、耳から話せば普通に操作できるので、これも問題ない。

電話機として形が独特なのでマイクが口から遠いんじゃないかとも思ったが、これも杞憂だった。
そもそも僕が前に使っていたSH706iでさえ、スライドを閉じたときはマイク部が口から離れていた。
最近のマイクはわざわざ口に近づけなくとも、きちんと声を拾ってくれるらしい。
通話音質に関しては、音質が長所のWILLCOMには劣るが、普通の携帯と比べて別段優れたり劣ったりする物ではない。当たり前か。

次に電話帳だが、昨夜のアップデートでとても動作が速くなった。
これまでは開くのに少し時間がかかったり、電話着信時に相手の名前が出るまでに少し時間がかかっていたのだが、それもほとんどなくなった。
docomoが作ったspモードメールアプリは動作がとても遅いんだけど。

電話帳に登録できる内容は豊富で、電話番号、メールアドレス、住所、チャットID、所属、ニックネーム、メモなどなど、数多くの項目が用意されている。
その他、各種ソーシャルネットワークサービスの友人のアカウントと電話帳に登録してある連絡先を結びつける機能も持っているが、僕は使いこなせていない。TimeScapeがもっと洗練され進化すれば使える機能になるのかもしれないが、今のところ使い道はよくわからない。電話番号やメールアドレスをFacebookなどでオープンにする文化のある海外では、また違うという話も聞いたけど。

そして、電話帳に登録したデータは全てGmailと同期されるので、PCから電話帳のデータを利用したり編集したりすることが可能。
これがとても便利で、初めの設定こそ少し面倒なものの、携帯の電話帳をPCから編集したり、携帯に登録してある連絡先にPCから一斉にGmailでメール送信なんてことも簡単にできる。
特定のタグがついた連絡先を携帯で非表示にする機能もあるので、PCで購読しているメルマガのアドレスが携帯に表示されて邪魔になるということもない。
Gmailと同期されているということは、今風に言うと、データがクラウドに置いてあるということ。
万が一携帯が壊れても、データが消えることはない。

しかし欠点もあって、Gmailの電話帳はエクスポート機能が不十分なのだ。
vCard形式やCSV形式などでエクスポートできるが、登録してあるデータを全てエクスポートできるわけではなく、タグなどの登録してある一部の情報は省かれてしまう。
なので、間違って電話帳からデータを削除してしまうと、バックアップから復元するときに一部データが欠損してしまうことがある。
この点はなんとか改良してもらいたい。
ただ、一応対策はされていて、何件か以上のデータを一度に消すと、同期するときにホントに消していいか改めて訊いてくれる。

もうひとつの欠点は、グループ機能やタブ機能が携帯側で使いにくいこと。
タグを扱うことに長けた電話帳アプリなどをマーケットからインストールすればそれなりに使えるようにはなるが、標準で使いにくいのはとても不便だ。
僕はグループから友達を捜すこともあったし、連絡先がどのグループに属しているかでその人が誰かを思い出すという使い方もよくしていた。
それがやりにくくなったので、今はできるだけ名前を覚えるか、連絡先のメモの欄に詳しく相手の情報を書くようにしている。
フィーチャーフォンのグループという概念よりかは、Gmailのタグの方が扱いやすいので、この辺は是非改良していってもらいたい。

以上、Xperiaでの電話機能について思うところを一通り書いてみた。
電話帳という言い方を何度かしているが、正式名称は「連絡先」で、僕がこの記事で連絡先と呼んだのは個別のデータのこと。
それから、電話帳の話をしたが、spモードメールにおける電話帳や操作性は、電話のものとまた違った物になるので、その点は注意して欲しい。

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