インターネットの怖い話

僕らは普段も何度もしつこいくらいに言い続けていますが、電子メールはとても危険な道具です。

暗号化されていないので簡単に盗聴できてしまうというのも、危険さのひとつではあるのですが、最も危険なのは、送信元を簡単に偽装できてしまうということ。


例えば別れさせたいカップルがいた場合に、彼氏のアドレスを送信元にして、彼女に対して浮気をほのめかすようなメールを送信します。当然彼氏の方は否定するでしょうが、果たして彼女は彼氏の言うことを本当に信じられるでしょうか。

これに対して、電子署名という仕組みがあるのですが、ほとんど利用されていないのが現状です。
導入するには高い知識を必要とするからです。

海外の出会い系サイトで、こんなものがありました。
まずウェブメールのアドレスに招待状が届きます。この段階で無視するのが賢明なのでしょうが、mixiやGREEのようなSNSの流行もあり、とりあえず登録してみるかもしれません。

するとこのサイトは、メッセンジャーなどを利用して1、あなたのアドレス帳を入手します。
そして、そこに登録されている全ての人に対して、あなたの名前で勧誘のメールを送るのです。
送信元を詐称できることは先ほど述べました。
あなたのアドレスからあなたの名前が入ったメールが届けば、ほとんどの人は疑わずに読んでしまうでしょう。2

サービスの登録時にパスワードの入力を求めるものも多いですが、もしこれがウェブメール3のパスワードと同じだった場合、それを使ってウェブメールにログインすることもできてしまいます。
ログインするためのアドレスは、ウェブメールアドレスを知っていれば簡単に調べられますから。
多くの人は、様々なサイトで同じパスワードを使っているでしょうから、本当に危険だらけです。

ウェブメールはどこでも使えるという便利さの反面、とても危険な道具なのです。

  1. その具体的な仕組みはよく解らないのですが、次に書くパスワードを聞き出す方法でなら可能です。
  2. 登録時に住所や電話番号、カード番号などは入力しなくても、本名やハンドルネームは結構簡単に登録してしまうのではないでしょうか?
  3. HotmailやYahooメールなど、ウェブページ上で使えるメールのことです。

3 thoughts on “インターネットの怖い話

  1. ひろきのだいち

    まあ、はがきでもなんでも一緒だけどね。
    ただ知らないことは罪なのかもしれないとは
    思うけど。しらなくても生きられる社会が一番いいのにね。

  2. ぐると

    まあ、現に被害者ですが"( ´,_ゝ`)ナニカ?"
    3年前の古い話だけどねww

  3. ゆうあん

    差出人詐称して、友達をびっくりさせて喜んでる人が一人身近に……。

コメントを残す