Windows 10 で UA-4FX を認識させる方法

Windows 10 がリリースされたので、さっそくメインで使ってるマシンを、Windows 8.1 Pro からアップグレードしてみました。
8 や 8.1 にアップグレードした時と違ってトラブルは少なく、ほとんどのアプリケーションや周辺機器はそのまま使えたのですが、いくつか問題が出たので、それについて解ったことをここに書いておこうと思います。

続いては EDIROL UA-4FX の問題。

Windows 10 にアップグレードしてみて、そういえば音が鳴らないなと思ったら、EDIROL UA-4FX のランプが消えていて、認識もされていませんでした。
Twitter で検索してみると、同じ症状の人がひとり見付かりましたが、特に解決方法は見付からず。2ch も覗いてみましたが、UA-4FX のスレを見ても新しい情報はありませんでした。
しかし、Twitter でこのことをつぶやいてみたところ、シェンメイ@K鯖東 (@Shenmei0) 様から解決方法を教えて頂くことができましたので、その方法をここに記しておくことにします。

まず、音を鳴らすだけでしたら、本体左側面にある ADVANCED DRIVER のスイッチをオフにすれば、鳴らすことができるそうです。
さっそくやってみましたが、ちゃんと音が鳴ることを確認できました。

しかし、これだけではマイク入力などは使えないので、もし使えるようにしたかったら、ドライバをいじる必要があるそうです。
ドライバをいじるのはとても危険で、OS が起動しなくなったり、最悪ハードウェアが壊れてしまう可能性も考えられるため、そのことを理解した上で自己責任でやる必要があります。
そのリスクが取れない場合は、再生専用機として使いながら、公式のドライバが対応してくれるのを待った方がいいでしょう。
自分は興味が抑えきれなかったため、やってみることにしました。

Windows 8 / 8.1 用のドライバをダウンロードして解凍すると、ドライバをインストールするための Setup.exe と、アンインストールするための Uninstall.exe を含むいくつかのファイルが現れます。

まずは、Uninstall.exe を実行して、Windows 8.1 の時に使っていたドライバをアンインストールしてしまいましょう。
このとき強制的に再起動させられるので、ご注意ください。

続いて、ドライバの中の INF ファイルを書き換えます。1
解凍して現れたファイルの中の Files\64bit\Files\RDIF1061.INF をテキストエディタで開いてください。

43 行目付近の以下のように書かれている箇所に、

Files\64bit\Files\RDIF1061.INF (変更前)
;---------------------------------------------------------------;

[Manufacturer]
%MfgName%=Roland,NTamd64.6.2,NTamd64.7

;[ControlFlags]
;ExcludeFromSelect=*

[Roland]
;; Windows7 - Windows XP 64
;; not supported

[Roland.NTamd64.6.2]
;; Windows8
%RDID0061DeviceDesc%=RDID0061Install, USB\VID_0582&PID_00A3 ; UA-4FX

[Roland.NTamd64.7]
;; not supported

;===============================================================;

次のように書き足して上書き保存します。

Files\64bit\Files\RDIF1061.INF (変更後)
;---------------------------------------------------------------;

[Manufacturer]
%MfgName%=Roland,NTamd64.6.0,NTamd64.6.1,NTamd64.6.2,NTamd64.6.3,NTamd64.7

;[ControlFlags]
;ExcludeFromSelect=*

[Roland]
;; Windows7 - Windows XP 64
;; not supported

[Roland.NTamd64.6.0]
%RDID0061DeviceDesc%=RDID0061Install, USB\VID_0582&PID_00A3 ; UA-4FX

[Roland.NTamd64.6.1]
%RDID0061DeviceDesc%=RDID0061Install, USB\VID_0582&PID_00A3 ; UA-4FX

[Roland.NTamd64.6.2]
;; Windows8
%RDID0061DeviceDesc%=RDID0061Install, USB\VID_0582&PID_00A3 ; UA-4FX

[Roland.NTamd64.6.3]
%RDID0061DeviceDesc%=RDID0061Install, USB\VID_0582&PID_00A3 ; UA-4FX

[Roland.NTamd64.7]
%RDID0061DeviceDesc%=RDID0061Install, USB\VID_0582&PID_00A3 ; UA-4FX

;===============================================================;

次にこのドライバを、64bit 用の Files\64bit\Setup.exe を使ってインストールするのですが、Windows では通常、署名されていない INF ファイルはインストールに使えないようになっています。
今回 INF ファイルを書き換えることによって、もともとされていた署名が無効になってしまったため、署名が無い INF ファイルでもインストールできるように、Windows の設定を変える必要があります。

その方法が詳しく解説されているページを見付けましたので紹介させていただきます。

Windows 10 を、署名の無い INF ファイルでもインストールできるモードに設定します。

ただ、このモードにしても、再起動をするともとの安全なモードに戻ってしまいます。
Windows 8.1 で使っていたドライバを一度削除するために、Uninstall.exe を実行すると、強制的に再起動されてしまうので、あらかじめ行っておく必要があったわけですね。

モードを変更できたら、Files\64bit\Setup.exe を使ってドライバをインストールします。
インストールが終わったら、再起動をして、元に戻しておくことを忘れないでくださいね。

さて、これで無事、マイク入力が使えるようになりました!

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僕は Windows のドライバ周りには全く詳しくないので、想像でしかないのですが、今回やっていることについて、僕なりの解釈を軽く説明しておきます。

今回やっていることは恐らく、Windows 8.1 用のドライバを、無理矢理 Windows 10 に適用しているのだと思います。
Windows 10 では、オーディオデバイスを扱う部分で、Windows 8.1 からそれほど大きな変更が加えられていないから、同じドライバを使っても、今まで通り音を鳴らしたりマイク入力を扱ったりできる、ということだと思います。
しかし、変更が無かったというのは、あくまで結果から予想したことであって、もしかしたら細かい部分で変更があったかもしれません。
その変更により、Windows 8.1 のときと同じドライバを使ってしまっていては、何らかの問題が起こってしまうかもしれません。

メーカーから公式のドライバが出される時は、動作に問題が無いことをしっかりテストしてから公開されています。
何らかの問題を避けるためには、公式のドライバを待った方がよいでしょう。

  1. INF ファイルとは、おそらくドライバそのものではなく、ドライバをどういう風にインストールすればよいかが書かれているファイルだと予想しています。

Windows 10 で UA-4FX を認識させる方法」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: Roland SonicCellをWindows10で使用する方法

  2. ピンバック: Roland SonicCellをWindows10で使用する方法 | メタスキーマサブサイト1

  3. 高橋雄

    貴重な情報をありがとうございます。おかげさまでwindows10にUA-700のドライバをインストールすることができました。

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